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ドッグフードの知識を解説
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トウモロコシが主原料のドッグフード

人が雑食性であるのに対して、犬は肉食性雑食で、三大栄養素に炭水化物が占める割合は、人が68%に対し犬は60%となっています。
ですから、ドッグフードの主原料にトウモロコシが使われていても不思議なことではありません。
食物アレルギーについて言及されることがありますが、食物アレルギーの最も大きな原因はタンパク質であり、トウモロコシに含まれるタンパク質に対してアレルギーがなければ、問題はありません。
トウモロコシには炭水化物が豊富に含まれ、エネルギー源として使われますが、穀物の中でもエネルギー効率の高い食材です。もちろん、収穫量が多いため低価格に抑えることができることもあり多くのドッグフードに使われるのですが、他の穀物に比べてもビタミンやカロチンなどの栄養素が豊富であることから使われています。

人がイメージし、口にする黄色いトウモロコシは未完熟の野菜に分類される状態で、穀物として分類されるのは完熟して乾燥した状態のものです。
タンパク質約3.5g、脂質約2.0g、炭水化物約17g、食物繊維約3.0g、葉酸約95ug、ビタミンB1約0.15r、ビタミンB2約0.10r、その他にもビタミンやミネラル類などの栄養素を含む優れた食材です。
葉酸は、神経組織の発達、DNAの合成、胎児の細胞増殖、血中濃度などに関与しており、体内でも生成されるものですが、必要量を満たしているかは不明なため、食事からの補給が必要とされています。
オメガ6系の不飽和脂肪酸であるリノール酸も含んでおり、皮膚のバリア機能を高めます。皮膚からの水分の喪失を防ぎ、被毛の健康をサポートします。

他の主原料に比べ抜きんでた効能があるものではありませんが、消化吸収性を高めたものは療法食などにも使われ効率よく吸収しますので、糞便の量も少なく、身体に優しいタンパク源ともなっています。
これらのことから、トウモロコシが主原料のドッグフードも犬にとっては優れたフードだといえます。
また、ドライのドッグフードの製造過程ではトウモロコシのでんぷんはフードの粒を滑らかに形成する働きもあります。

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